『ポケットモンスター 赤・緑』の店に、マスターボール(0円)・ふしぎなアメ・ポイントアップなど、ふつうは並ばない物が並ぶ「バグショップ(闇市)」。並ぶ物を決めているのは、STARTメニューを開いたときの画面の床や棚です。赤(Ver1.1)で、立ち位置ごとの売り物、0円になる理由、店を出ると戦闘になる立ち位置まで、図で解説します。
1どんな裏技?
- バグ道具(セレクトBBバグで作る、名前の終わらない道具)を店で売ろうとしてやめ、そのまま「かいに きた」を選ぶと、売り物の一覧が丸ごと書き換わる
- 並ぶ物は、その前に STARTメニューを開いた立ち位置で決まる。マスターボール・ふしぎなアメ・ポイントアップ・カセキ・バッジなど、ふだんは買えない物も並ぶ
- 値段は、店で売らない道具は0円。マスターボールは0円で買える
- 立ち位置によっては、店を出たとたんに戦闘が始まる


2やり方
先に知っておくこと:バグ道具
このバグには「バグ道具」という、ふつうは手に入らない崩れた道具を使います。ゲームの中の道具やポケモンの名前は、1文字ずつ番号で記録されていて、名前の最後には「ここで名前は終わり」という印が付いています。たとえばニックネームの「コイキング」なら、5文字のあとに終わりの印が1つ付いています。ゲームはこの終わりの印が出るまでを名前として読みます。
バグ道具は、この終わりの印がない道具です。そのため、ゲームが名前を読もうとすると「終わり」が来ず、名前の後ろにある関係ないデータまで、どこまでも名前として読み続けてしまいます。道具の一覧でバグ道具の名前が長く崩れて見えるのは、このためです。そしてこの「読み続けてしまう」ことが、バグショップの始まりになります。
バグ道具は、セレクトBBバグ(道具の画面で SELECT → B → B と押したあと、戦闘中にポケモンを選ぶと、手持ちのポケモンが別の所のデータと入れ替わるバグ)で作ります。作り方は、タマムシデパートでミュウを釣る裏技とまったく同じで、下の手順1〜2がそれです。バグ道具ができる仕組みは、ミュウを釣る記事で図にしています。
🧪 タマムシデパートでミュウを釣る裏技の仕組みを図で解説|やり方・立ち位置・メタモンになる理由バグ道具の作り方と、名前の写しがはみ出す流れを図で解説記事を読む ▶用意するもの
- 道具を合計14個(14番目の道具でセレクトBBバグを使うため)
- 手持ちの2匹目以降に、いなくなってもいいコイキング(ニックネームは付けない。名前の文字からバグ道具ができ、コイキングは別のポケモンになるため)
- 野生のポケモンが出る草むら(手順2で戦闘に入るため)
手順
| # | 操作 | どうなるか |
|---|---|---|
| 1 | フィールドの道具画面で、14番目の道具に合わせて SELECT → B → B で閉じる | 見た目には何も起きない |
| 2 | 草むらで野生のポケモンと戦い、「ポケモン」でコイキングを選んで A → にげる | 道具袋の3番目が、バグ道具になる(道具の画面では名前が崩れて見える) |
| 3 | 店に入り、下の地図の札のあるマスに立つ | ここで立つマスが、並ぶ物を決める(くわしくは「何が並ぶかを決めているもの」で) |
| 4 | START →「トレーナー名」を開いて、B で閉じる | いま映っている画面(まわりの床や棚とメニュー)が保存される。並ぶ物は、この画面から作られる(くわしくは「何が並ぶかを決めているもの」で) |
| 5 | 店員の前まで歩いて話しかける | 歩いても、手順4で保存した画面は変わらない |
| 6 | 「うりに きた」を選び、3番目のバグ道具にカーソルを合わせる。カーソルが止まって動かないときは、B を押してからやり直す | 一覧の画面は、バグ道具の長い名前で崩れる |
| 7 | A を押し、値段が出たら「いいえ」 | 「499999円で おひきとり いたしましょう」のような、とても高い値段が出る。「いいえ」で前のメニューに戻る |
| 8 | 店員と話し直さずに、「かいに きた」を選ぶ | 売り物の一覧が書き換わっている |
| 9 | 並んだ物を買う | マスターボールなら0円で、お金は減らない |


フレンドリィショップの立ち位置
フレンドリィショップは、トキワ・ニビ・ハナダ・クチバ・シオン・セキチク・ヤマブキ・グレンの8つの町とも、部屋の形がまったく同じです。そのため、どの町の店でも、同じ立ち位置なら、画面から来る所には同じ物が同じ順に並びます(「店」の札は店員の立つマスです)。

| 札 | 1番目・2番目 | どのマスでも並ぶ主な物 |
|---|---|---|
| A(いちばん奥の列。右の3マスの × を除く) | 名前の崩れた道具 | ふしぎなアメ(4800円)・ポイントアップ(0円)・すごいつりざお(0円)・マスターボール(0円)・バッジ3種(0円)・げんきのかたまり(4000円) |
| B(入口のマットから1歩上の列など) | マスターボール(0円)・どくけし(100円) | マスターボール・どくけし |
| C | ヨクアタール(950円)・リーフのいし(2100円) | マスターボール・げんきのかたまり・バッジ3種 |
| D | ボロのつりざお・いいつりざお(0円) | マスターボール・ふねのチケット(0円)・まんたんのくすり |
| E | プラスパワー(500円)・スピーダー(350円) | ― |
| F | きんのいれば(0円)・プラスパワー | ― |
| G | 5かい・6かい(0円) | マスターボール・すごいつりざお・バッジ3種 |
| × | ― | 店を出たとたんに戦闘になる(くわしくは「気をつけること」で) |
「5かい」「6かい」は階の名前で、道具の番号の中に入っているため、道具として並びます。いちばん欲ばりなのは A の列です。マスターボールに加えて、ふしぎなアメとポイントアップまで並びます。
並ぶ物の中には、使えるバグ道具も入っています。「グリーン」は、使うと壁抜け(2マスまでの壁を通り抜ける)ができるバグ道具で、「ライバル」と同じ働きです。フレンドリィショップでは × を除く30マスのうち22マス、デパート2階では札のマス全部で並びます(値段は崩れた数字です)。立ち位置によっては「?????」(0円)も並びますが、これは使っても何も起きない方の「?????」で、なみのりができる方ではありません。
タマムシデパート2階の立ち位置
タマムシデパート2階の店でも同じことができます。ただし、2階は床が広く、立ち位置の大半(83マスのうち62マス)が「×」です。ミュウを釣る裏技で立つ「カウンターから1歩はなれた所」(地図の黄色い枠)も、ここでは × の1つです。

| 札 | 1番目・2番目 | どのマスでも並ぶ主な物 |
|---|---|---|
| A(ミュウを釣る所の1歩下・2歩下と、その右) | マスターボール(0円)×2 | きんのたま(10000円)・リゾチウム(9800円)・インドメタシン(9800円)・こうらのカセキ・かいのカセキ・ひみつのカギ・グレーバッジ(0円) |
| B | マスターボール(0円)×2 | かいのカセキ・ひみつのカギ(0円)・かみなりのいし・ほのおのいし |
| C | ほのおのいし(2100円)×2 | ほのおのいし・コイン(10円) |
| D | かいのカセキ・ひみつのカギ(0円) | ほのおのいし |
| E | かいふくのくすり・つきのいし など | かいのカセキ・ひみつのカギ・かみなりのいし・ほのおのいし |
| × | ― | 店を出たとたんに戦闘になる(くわしくは「気をつけること」で) |
デパートの床は、まるごと「ほのおのいし」に化けるタイルでできています。そのため、どこに立っても、ほのおのいしがたくさん並びます。
3何が並ぶかを決めているもの
手順1〜2:名前の終わらないバグ道具ができる
手持ちは6匹までですが、セレクトBBバグでは「14匹目」との入れ替えができます。14匹目のニックネームが入るはずの場所は、ちょうど道具袋に重なっているので、入れ替えるとコイキングのニックネームの文字が道具袋に書き込まれ、「コイキング」の2文字目の番号が、3番目の道具の番号になります。この番号は本来の道具の一覧の外を指していて、名前として読める文字は並んでいても、終わりの印がどこにも出てきません。
手順4:画面が「タイルの番号」で保存される
STARTメニューで項目を選ぶと、ゲームはあとで元の画面に戻すために、いま映っている画面を保存します。画面は横20×縦18のマス目に分かれていて、保存されるのはマスごとのタイル(床・棚・壁・メニューの枠などの絵)の番号です。メニューを開いているので、画面の右の8マスは STARTメニュー、左の12マスは立っている所のまわりの床や棚になります。

手順6〜7:名前の写しが、売り物の一覧に届く
店で売る道具を選ぶと、ゲームはその道具の名前を、終わりの印が出るまで別の場所に写します。バグ道具は名前が終わらないので、写しは名前の20マスを越えて、その後ろにある保存された画面のタイルの番号まで読み続けます。そして書き込む側でも、写す先の20マスを越えて、その後ろにある記録を次々に上書きしていきます。
写す先の少し後ろにあるのが、店の売り物の一覧です。数えると、保存された画面のいちばん上の行の11マス目が、ちょうど売り物の1番目に重なります。そこから先は、画面のマスが左上から順に、売り物として並んでいきます。
「かいに きた」の一覧は、一覧の終わりの印が出てくるまで並び続けます。写しがどこで止まっても、一覧はその先のゲームの記録まで続くので、とても長い一覧になります。画面から来るのは写しが止まる所までで、その先には、遊んでいる状態で変わる物が並びます。この記事の表は、立ち位置で決まる、画面から来る所だけを載せています(一部のマスは、店が一覧を開くときに使う数字で上書きされるので、表から外しています)。
タイルの番号が、そのまま道具の番号になる
並ぶ物の正体は、タイルの番号を、そのまま道具の番号として読んだ物です。たとえばフレンドリィショップの床のタイルは番号1で、道具の1番はマスターボール。だから、床が映っているマスはマスターボールに化けます。


| 店 | タイル(地図の色) | タイルの番号 | 化ける道具 |
|---|---|---|---|
| フレンドリィショップ | 床(赤) | 1 | マスターボール(0円) |
| 床(紫) | 11 | どくけし(100円) | |
| 壁のいちばん上のふち(青) | 40 | ふしぎなアメ(4800円) | |
| 「SALE」の看板の「SA」(オレンジ) | 78 | すごいつりざお(0円) | |
| 「SALE」の看板の「LE」(緑) | 79 | ポイントアップ(0円) | |
| デパート2階 | 壁の上(赤) | 1 | マスターボール(0円) |
| 床(青) | 32 | ほのおのいし(2100円) | |
| 壁のすそ(緑) | 33 | かみなりのいし(2100円) | |
| カウンターの手前の板(オレンジ) | 39 | リゾチウム(9800円) | |
| カウンターの下の黒いふち(ピンク) | 21 | グレーバッジ(0円) | |
| 棚の左上(水色・黄色) | 42・43 | かいのカセキ・ひみつのカギ(0円) |
カウンターの下の黒いふちの番号21は、ミュウを釣る裏技で「戦う相手」に入ってミュウを呼び出した番号と同じです。同じタイルが、戦闘ではミュウ、店ではグレーバッジとして読まれます。
右の8マスはメニューの枠と文字なので、どこに立っても名前の崩れた道具になります。1行ごとに「床や棚の12個 → 崩れた道具の8個」がくり返し並ぶのは、このためです。
手順8:店員と話し直さない
店の売り物の一覧は、店員に話しかけたときに、その店の本来の売り物で写し直されます。手順7のあと店員と話し直すと、書き換わった一覧が元に戻ってしまうので、そのまま「かいに きた」を選びます。
手順9:0円になる理由
店で並ぶ値段は、道具ごとの値段の表から読まれます。マスターボールは、本来どの店でも売っていない道具なので、値段の表には0円で入っています。値段の表で0円の道具は、ほかにもポイントアップ・つりざお・バッジ・カセキ・ひみつのカギなどがあります。どくけし(100円)やほのおのいし(2100円)は、ふつうの値段がそのまま付きます。
名前の崩れた道具は、値段の表の外を読むので、値段の数字も崩れます。バグ道具も同じで、売ろうとすると「499999円で おひきとり いたしましょう」のような、とても高い値段が出ます。バグショップの手順では「いいえ」を選びますが、お金が欲しいときは「はい」で売れば、お金にも困りません。
4気をつけること
× の立ち位置では、店を出たとたんに戦闘になる
写しは、保存された画面の中に「名前の終わりの印と同じ番号」のタイルが出てきたところで止まります。札の立ち位置では、このタイルが画面の上の方にあるので、写しは売り物の一覧を書き換えたあと、早めに止まります。
× の立ち位置では、このタイルが画面の下の方にしかなく、写しが上から12行目まで届きます。その先には「戦う相手」の記録があり、ここに画面のタイルの番号が入ると、店を出てフィールドに戻ったとたんに、その番号のポケモンとの戦闘が始まります。ミュウを釣る裏技は、この流れでミュウを呼び出していました。
フレンドリィショップでは、× は店のいちばん奥の右の3マスだけです。タマムシデパート2階は、カウンターのまわりも通路も × がほとんどなので、札のマスを選びましょう。
ほかに気をつけること
- 手順2で入れ替えたコイキングは、名前やレベルのおかしな別のポケモンになります。
- 道具袋にはバグ道具が残ります。道具画面で名前を表示すると、画面が崩れることがあります。
- バグ道具やおかしなポケモンが残ったままセーブすると、元に戻せないことがあります。
5よく言われる話を確かめた
| よく言われる話 | 確かめた結果 |
|---|---|
| マスターボールが0円で買える | 正しい。マスターボールは店で売らない道具なので、値段の表に0円で入っている(くわしくは「何が並ぶかを決めているもの」で) |
| トキワシティ(ニビシティ)の店でやる | どちらでも同じ。フレンドリィショップは8つの町とも部屋の形が同じで、同じ立ち位置なら、画面から来る所には同じ物が並ぶ(くわしくは「やり方」で) |
| トキワシティ以外の店では危ない | 店ではなく、立ち位置で決まる。フレンドリィショップの × は3マスだけ。タマムシデパート2階は × が62マスと多い(くわしくは「気をつけること」で) |
6まとめ
- バグ道具を店で売ろうとすると、名前の写しが止まらず、保存された画面のタイルの番号が、店の売り物の一覧に書き込まれる
- 並ぶ物の正体は、タイルの番号をそのまま道具の番号として読んだ物。フレンドリィショップの床はマスターボール、看板の文字はポイントアップ、デパートの床はほのおのいしに化ける
- だから並ぶ物は、STARTメニューを開いた立ち位置で決まる。フレンドリィショップ(8つの町とも同じ形)のいちばん奥の列(右の3マスを除く)なら、ふしぎなアメとポイントアップまで並ぶ
- マスターボールが0円なのは、店で売らない道具として値段の表に0円で入っているから
- 写しが上から12行目まで届く立ち位置(×)では、店を出たとたんに戦闘になる